虫たちはメッセンジャー。

この時期、新梢の葉影にそっと隠れるように蓑虫がぶら下がっています。

 

蓑虫って、まるで忍者のように葉陰にぶら下がっていてなんとも愛嬌があるんですよね~。

しかし、葡萄の蕾を食べてしまうので「害虫」と見なされています。

 

 

蓑虫には毎年のように悩まされていましたが、自然栽培3年目くらいの時に「蓑虫が付くのは決まって弱い枝」だと気づきました。

摘房の時に落とすような房を蓑虫はあらかじめ食べてくれていた、とも言えます。

それ以来、蓑虫を見つけても、基本的に放っておくことにしました。

さすがに捕殺もしないのは「農業者」としては勇気が要りましたが、私は農業者である前に「虫が大好きな人」なので出来れば捕殺もしたくありません。

 

放っておくと。。やられたのは樹勢が弱ってる木や枝ばかりで、全体から見れば1~2割程度で済みました。

蓑虫たちは、弱っていた枝の房をせっせと食べて土に還してくれていたのです。


そして、ついに今年。。自然栽培7年目の畑では一匹も確認していません。

 

「施肥による土壌中の過剰な窒素分が抜けてくると虫が減ってくる。」~自然栽培では定説になってる事象が、うちの葡萄園でも起きた結果ではないかと思います。

 

 畑の虫たちは、決して「害虫」なんかではありません。

 

必要なことを適宜、的確に伝えてくれる自然界の「メッセンジャー」です。


どちらに捉えるかは、徹底した観察とこちらの心の在りかたひとつだと思います。