現在のデラウェアの棚、順調に房が大きくなってきました。
今年はカラ梅雨ですが、このところ山梨もようやく梅雨らしい天気が続き、ホッとしているところです。
葡萄は、もともとは乾燥に強い果実ですが、生育期には、ある程度の水分は欠かせません。
梅雨時に雨が続いてホッとしたのは初めてです。
一方で、この6月は乾燥していたことで良いこともありました。
この時期に発生しやすい様々な病気(ベト病、灰色かび病、黒とう病など)がほとんど見られなかったことです。
「乾燥しているとこんなにも違うのかぁ。」と、驚いています。
例年の梅雨期は、特にピオーネやシャインマスカットなどは、ベト病や灰色かび病にやられて、この時点で慣行栽培と比べて半分以下の収量になってしまいます。
今年は、ほんの一部しか病気にやられていません。
いまのところ、とても順調に育っています。
ただ、こんな気候パターンは初めてのことなので、最後まで何が起こるかわかりません。
注意深く見守りながら、今シーズンも皆さんに美味しい葡萄をお届けできるように、もうひと踏ん張りです。